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この記事は2022年8月28日に更新しました。
マリオットアメックスはSPGアメックスをリブランドしたものです。
2022年2月24日から新規申し込みが開始となり、それに伴って2022年2月24日以降はSPGアメックスの新規申し込みはできなくなりました。
マリオットアメックス(旧SPGアメックス)に生まれ変わることを「改悪」とする声や「解約した方がいい?」という言葉をよく見かけますね。
本記事では、マリオットアメックス(旧SPGアメックス)は本当に改悪で解約した方がいいのか?
もし改悪で解約するのであれば、代替カードはあるのか?などを徹底調査したいと思います!
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マリオットアメックス(SPGアメックス)は改悪?
マリオットアメックス(旧SPGアメックス)には2種類あります。
- マリオットボンヴォイアメックス一般
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアム
マリオットボンヴォイアメックス 一般 | 旧SPGアメックス | マリオットボンヴォイアメックス プレミアム | |
年会費 | 23,100円(税込) | 34,100円(税込) | 49,500円(税込) |
家族カード | 1枚無料、2枚目より11,550円(税込) | 1枚につき17,050円(税込) | 1枚無料、2枚目より24,750円(税込) |
獲得ポイント | マリオットボンヴォイポイント | マリオットボンヴォイポイント | マリオットボンヴォイポイント |
ポイント還元(通常) | 100円=2P | 100円=3P | 100円=3P |
ポイント還元(マリオット系列ホテル) | 100円=4P | 100円=6P | 100円=6P |
会員ステータス | シルバーエリート、年間100万円利用でゴールドエリート | ゴールドエリート | ゴールドエリート、年間400万円利用でプラチナエリート |
更新時の無料宿泊特典 | 年間150万円の利用で35,000ポイント分の1泊無料宿泊特典 | 50,000ポイント分の1泊無料宿泊特典 |
年間150万円利用で50,000ポイント分の1泊の無料宿泊特典 |
宿泊実績 | 5泊 | 5泊 | 15泊 |
プロパティクレジット | なし | なし | 100米ドル |
スマートフォンプロテクション | なし | なし | 修理代を最大3万円まで補償 |
海外旅行損害保険 | カード決済:最高3千万円 | カード決済:最高1億円・決済なし:最高5千万円 | カード決済:最高1億円 |
手荷物無料宅配サービス | 帰国時空港から自宅まで1人スーツケース1個無料・成田・中部・関西 | 帰国時空港から自宅まで1人スーツケース1個無料・成田・中部・関西 | 帰国時空港から自宅まで1人スーツケース1個無料・成田・中部・関西・羽田 |
マイル還元(全般) | 100円=最大0.83マイル | 100円=最大1.25マイル | 100円=最大1.25マイル |
マイル還元(マリオット) | 100円=最大1.67マイル | 100円=最大1.25マイル | 100円=最大2.5マイル |
では一つずつ詳しくみてみましょう。
①年会費
- マリオットボンヴォイアメックス一般23,100円(税込)
- 旧SPGアメックスカード34,100円(税込)
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアム49,500円(税込)
なので、年会費が15,400円値上げしてしまいました。
やはり、SPGからマリオットアメックスのサービス内容変更は一旦置いておいて、
多くの方々は、金額自体のインパクトに「えっ⁉︎」ってなりますよね…
②家族カード
マリオットアメックスカードは家族カードが1枚無料です。
サービス変更はもう少し置いておいて、おそらく多くの方の改悪と感じる部分は、料金の値上げだと思います。
そこで、カード年会費(料金)だけで比較するなら、SPGアメックスで家族カードを1枚発行していた方にとっては、マリオットアメックスプレミアムに生まれ変わった場合でも改悪どころか、年会費が安くなり改善しかありません。
変更前 | 年会費(円) | 変更後 | 年会費(円) | 変更後の差(円) | 変更後 改善or改悪 |
SPGアメックス | 34100 | マリオットアメックスプレミアム | 49500 | 15400高い | 改悪 |
SPGアメックス+家族カード1枚 | 51150 | マリオットアメックスプレミアム+家族カード1枚 | 49500 | 1650安い | 改善 |
SPGアメックス+家族カード2枚 | 68200 | マリオットアメックスプレミアム+家族カード2枚 | 74250 | 6050高い | 改悪 |
当てはまる方は比較的少ないかもしれませんが、SPGアメックスの時から家族カードを1枚だけ発行していた方にとっては、年会費面ではわずかながら改善になりました!
③ポイント還元率
ポイント還元率は、通常100円=3P(系列ホテル100円=6P)でプレミアムだと変更はないものの、一般カードにすると、通常100円=2pt(系列ホテル100円=4P)と減ってしまいます。
新登場の一般カードですと、改悪になりますが、プレミアムカードはSPGアメックスと変わらずです。
④無料宿泊
SPGアメックスカードは、カード更新で50,000ポイント分の無料宿泊券をもらえましたが、マリオットボンヴォイアメックスカードは、「1年で150万円の利用」という条件がついてしまいました。
カード利用が少ない人にとっては、150万円のカード利用は大きな改悪ポイントだねー!
無料宿泊の条件については、一番の改悪ポイントかと思われます!
⑤会員ステータス
プレミアムカードは、保有しているだけでゴールドエリートの自動付帯があります。
さらに年間400万円以上の決済でプラチナエリートの権利が付与されます。
カード利用が多い人にとっては、大きな改善ポイントだね!
一般カードは、100万円決済して初めて、ゴールドエリート権利の付与ですものね。
⑥宿泊実績
プレミアムは宿泊実績の付与が5泊分から15泊分に大幅アップになりました!
これは大きな改善点だね!
1泊1万円だと仮定すると、10泊の宿泊実績を加算するには10万円が必要になります。
宿泊実績で上級ステイタス(プラチナ・チタン・アンバサダー)会員を目指す人にとっては、年会費以上の価値があるかもしれませんね。
⑦海外旅行損害保険
SPGアメックスでは、カード決済で最高1億円、決済しなくても最高5千万円の補償が自動付帯でした。
マリオットボンヴォイアメックスカードでは、一般カード・プレミアム共に、利用付帯で最高3千万円、最高1億円の補償になります。
改悪にはなりましが、保険はあくまでも万が一で、ほとんどの人は使うことはありません
もちろん、まさかの時や安心には補償が厚い方が良いに決まっていますが、解約の理由にはなりにくいと思われます。
⑧その他の変更点・プロパティクレジットなど
プロパティクレジットとして、セントレジスホテル・リッツカールトンホテルに2泊以上の宿泊する際、100米ドルのホテルで使えるクレジットがついてきますよ。
また、プレミアムカードのみ、スマートフォン修理代金を最大3万円まで補償してくれる、スマートフォンプロテクションというサービスがあります。
こちらも、セントレジスとリッツカールトンによく行く方には大きなメリットですね!
マリオットアメックス(旧SPGアメックス)は解約した方がいい?
ここまでお読みになって、改善も改悪も両方あるので、マリオットアメックス(旧SPGアメックス)を保有しようか、解約しようか迷う方が多いと思います。
僕が思う「マリオットアメックス」を持つべきではない人、解約を考えてもいいと思う人は以下のような人ではないかと考えるよ。
- 年間150万円以上の決済が難しい人
- 年間150万円以上利用があっても、年会費以上に無料宿泊に価値を感じられない人
年間の決済額が150万円以下の場合、通常カードでもプレミアムカードでも「無料宿泊特典」を獲得することができないということになりますね。
無料宿泊特典が無いとなると、ラグジュアリークラスのホテルに無料で泊まれるという醍醐味は無くなってしまいます。
また、年会費の値上げも大きな負担となりますよね。
②に関しても、3万円台の年会費ならラグジュアリーホテルに泊まるお得感はあるが、5万円近くになってしまうと、改悪に感じる(負担を感じる・お得に思えない)方も増えるでしょう。
旅好きの方でポイントをマイルに変えたり、ホテル宿泊が年に数回以上でゴールドエリートの価値を見い出せる方以外には、年会費は高く感じてしまうかもしれません。
よって、上記の①か②どちらかに当てはまる人は、解約が妥当になると思います。
マリオットアメックス(旧SPGアメックス)のおすすめ代替カード
ただ、マリオットアメックスカード(旧SPGアメックス)を解約するとしても、元々は、以下のメリットに期待してカードを保有していた方も多いはず。
変更前より出来るだけ大きな改悪なく、以下の2つの側面を補ってくれる代替カードをお探しなのではないでしょうか?
- ホテル滞在を楽しむためのホテル宿泊用クレジットカードとしての側面
- マイルを貯めるクレジットカードとしての側面
以上の側面を踏まえてマリオットアメックス(旧SPGカード)のおすすめの代替カードをご紹介したいと思います。
代替カード①ヒルトンアメックス(通常カード)
マリオットアメックス(旧SPGアメックス)カードのおすすめ代替カードその①は、ヒルトンアメックス(通常カード)です。
ヒルトンアメックスは、「ヒルトン・オナーズ」というホテルグループの会員カードとしての側面と、「アメックスカード」としての側面を兼ね備えたクレジットカードです。
ヒルトンアメックス(通常カード)はホテル滞在を楽しむためのホテル宿泊用としておすすめです!
ヒルトンアメックスは通常カードでもプレミアムでも無条件で、ヒルトン・オナーズのゴールドエリート特典が付与されます。
ですよね!ヒルトン・オナーズの「ゴールドエリート特典」をご紹介しますね!
ヒルトン・オナーズのゴールドエリート特典
- 無料朝食サービス
- 客室のアップグレード(エグゼクティブフロアルームまで)
- レイトチェックアウト
- ボーナスポイント加算(+80%)
- 会員向け割引
- 特典滞在時のリゾート料金不要
- デジタルチェックイン・チェックアウト
- 客室の選択
- デジタルキー
- 客室内およびロビーでもWiFi
- 2人目、宿泊無料
- ポイント譲渡およびポイントプールが無料
- スタンダードルーム特典で5泊目無料
- ボトルウォーター2本
- エリート会員の繰越特典
- 無制限のマイルストーンボーナス
ゴールド会員になるとことで、客室アップグレードや朝食2名無料などなど、特典が大きなメリット満載ですよね!
※後述しますが、ヒルトンアメックスはポイントのマイル還元率は低いので、マイルを貯めるクレジットカードは別に用意するようにしましょう。
そんなヒルトンアメックスカードの年会費ですが!
年会費は通常カードで「16,500円(税込)」です。
- 一般カード:ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカード
- プレミアムカード:ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスプレミアムカード
ヒルトンアメックスカードの2つのグレードの年会費は以下の通りです。
- 一般カード:基本カードは16,500円(税込)家族カードは1枚目が無料で2枚目以降は6,600円(税込)
- プレミアムカード:基本カードは66,000円(税込)家族カードは3枚目まで無料で、4枚目以降は13,200円(税込)
ヒルトンアメックスの一般カードとプレミアムカードの主な違いは以下の表を参考にしてくださいね。
ヒルトンアメックス(一般) | ヒルトンアメックスプレミアカード | |
年会費(税込) | 16,500円 | 66,000円 |
家族会員 | 1枚目が無料で2枚目以降は6,600円(税込) | 3枚目まで無料で、4枚目以降は13,200円(税込) |
ETCカード | 無料 | 無料 |
ポイント還元率(一般) | 2%(100円=2ポイント) | 3%(100円=3ポイント) |
ポイント還元率(ヒルトン) | 3%(100円=3ポイント) | 7%(100円=7ポイント) |
マイル還元率(一般) | 0.2% | 0.3% |
マイル還元率(ヒルトン) | 0.3% | 0.7% |
ホテルステイタス | ゴールド(無条件) | ゴールド(無条件)・ダイヤモンド(年間200万円利用) |
カード継続特典 | ウィークエンド宿泊特典1泊(年間150万円利用) | ウィークエンド宿泊特典1泊(無条件)・ウィーっくエンド宿泊特典2泊目(年間300万円利用) |
HPCJの優待入会 (ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン)
|
初年度1万円(入会後に1万円分の優待券で実質無料) ※通常25,000円(税込) |
使える |
空港ラウンジ | 使える | 使える |
プライオリティパス | なし | なし |
空港手荷物無料宅配 | 帰国時1個 | 帰国時1個 |
ヒルトンアメックスカード(一般)がおすすめの人
- 費用を抑えてヒルトンゴールドを取得したい
- 無料宿泊特典は重要視しない(カード利用が年に150万円必要な為)
ヒルトンアメックスカード(プレミアム)がおすすめの人
- ヒルトンダイヤモンド資格を取得したい!
- カード利用が年に300万円(無料宿泊が年に2回になる)
というわけで、ヒルトンアメックスカード(一般)に関しては、年会費はマリオットボンヴォイカードの3分の1、旧SPGアメックスカードよりも半額以下に抑えられます。
無料宿泊特典を獲得するには年間150万円のカード利用が必要になってしまいますが、それが無くても、
年会費を抑えられる事と、ヒルトン系列のホテルに年数回でも宿泊すれば、お部屋のアップグレードや朝食無料のゴールド会員特典では充分に、年会費の元は取れてしまうでしょう。
利用者にとってメリットがあるクレジットカードではないでしょうか!
代替カード②ANAorJALカード
前述しましたが、ヒルトンアメックスはマイル還元率が良くないので、マイルを貯めるクレジットカードとしては役不足かなと。
それで、マイルを貯めるクレジットカードとしては、
ANAマイルを貯める場合はANAカード、JALマイルを貯める場合はJALカードも合わせて持っておくと便利です。
まとめ
マリオットアメックス(旧SPGアメックス)は改悪で解約した方がいいのか?
解約するとなると代替カードはどれがいいかを調査しました。
価値観によりますが、大きな改善もあれば、解約の検討に値する大きな改悪までありました。
持つべきではない人、解約を考えてもいいと思う人は以下のいずれかに当てはまる人ではないでしょうか。
- 年間150万円以上のカード利用が難しい人
- 年間150万円以上のカード利用があっても、年会費ほどに無料宿泊特典に価値を感じない人
また、大きな改悪なく、SPGアメックスカードを保有した目的であろう、
①ホテル滞在を楽しむためのホテル宿泊用クレジットカードとしての側面を補うためには、ヒルトンアメックスの一般カード。
カード利用が少なく、ヒルトンアメックスの無料宿泊特典を得られなくても、年に数回のヒルトン系列ホテルに宿泊すれば、充分に価値を見出せると思います。
②マイルを貯めるクレジットカードとしての側面を補うためには、JALカードかANAカード。
やはり、価値の高いマイルを1〜2%の還元率で効率よく貯めるには、航空会社のクレジットカードも効果的です。
こうすることで、リーズナブルな年会費でホテル滞在も楽しみ、マイルを貯めることもできるのではないかと思います!
よくお考えになって、一番良い選択をしてくださいね〜♪
どんな選択をしても、楽しい旅を続けたいものですね!
フライト大好き!
いつまでも旅と共にありたいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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